投資初心者からベテラン投資家まで、資産運用で安定収入を目指すなら「高配当株投資」は外せません。
本記事では、2025年時点で「これは持っておきたい」と言える厳選の高配当株を紹介しつつ、その選び方や注意点も徹底解説します。
高配当株とは?配当利回りがもたらす安定的収入
「高配当株」とは、企業が株主に支払う配当金が比較的高い銘柄のことを指します。通常、配当利回りが3.5%以上の銘柄が高配当株として注目されます。
たとえば、100万円分の株を購入して配当利回りが5%なら、年間で5万円の配当収入が得られるという計算になります。これは、銀行預金の金利がほぼゼロに近い現代において、非常に魅力的なリターンです。
高配当株を買うメリット
1. 定期的なインカムゲイン(配当収入)
株価が動かなくても、年に1回または2回の配当で現金収入が得られます。年金代わりにもなり得る安定性が魅力。
2. 長期投資に向く
高配当株は、成熟した大企業が多く、業績も比較的安定している傾向があります。長期保有による資産形成に最適です。
3. 複利効果が得られる
配当金を再投資することで、複利効果により資産が加速度的に増加します。
絶対に買っておきたい高配当株【2025年最新版】
以下では、2025年現在、配当利回りと業績の安定性を両立している「本当におすすめできる」高配当株を厳選してご紹介します。
1. 日本たばこ産業(JT/2914)
- 配当利回り:6.0%以上
- 安定したたばこビジネスに加え、医薬品・食品も手掛ける巨大企業。
- 円安メリットを享受するグローバル展開も強み。
2. 三菱HCキャピタル(8593)
- 配当利回り:約4.5%
- リース事業や金融サービスを展開。業績が安定しており、増配も積極的。
3. ENEOSホールディングス(5020)
- 配当利回り:4.2%前後
- 日本最大の石油会社。原油価格に影響を受けるが、安定したキャッシュフローが魅力。
4. INPEX(1605)
- 配当利回り:約4.0%
- 資源価格の回復により業績堅調。エネルギー需要がある限り安定的な利益を見込める。
5. オリックス(8591)
- 配当利回り:3.8%程度
- リース、金融、不動産など幅広く事業を展開。株主還元に積極的。
6. KDDI(9433)
- 配当利回り:3.5〜3.8%
- 通信インフラを担う安定企業。定期的な増配も好感。
高配当株の選び方【初心者向けガイド】
高配当というだけで飛びつくのは危険です。次のポイントを必ずチェックしましょう。
1. 配当性向
配当性向が極端に高い(例:80%以上)企業は、無理に配当を出している可能性があります。理想は40〜60%程度。
2. 業績の安定性
売上や利益が長期的に安定している企業を選ぶことが重要です。一時的な業績回復で配当利回りが高くなっている企業は注意。
3. 財務体質
自己資本比率や負債比率など、財務の健全性にも目を向けましょう。倒産リスクが低い企業がベターです。
高配当株投資の注意点とリスク
高配当株には魅力が多い一方で、リスクも存在します。
● 株価下落リスク
配当利回りが高くても、株価が下がれば含み損を抱える可能性があります。特に景気敏感株は注意。
● 減配リスク
業績悪化などで、企業が配当をカットすることがあります。これが起きると、株価も大きく下落するケースが多いです。
● 税金の影響
配当金には20.315%の税金がかかります。NISA口座を活用すれば非課税になるので、活用を検討しましょう。
高配当株はいつ買えばいいの?
高配当株は「配当利回りが高く、かつ株価が割安なとき」が狙い目です。配当権利確定日の前に株価が上がる傾向があるので、それを避けて購入するのも一つの戦略。
また、定期的に買い増しをして「ドルコスト平均法」を活用するのも有効です。
まとめ:高配当株で資産形成を始めよう
高配当株は、安定的な配当収入と長期的な資産形成を両立できる強力な投資手段です。
- 業績・財務が安定した企業を選ぶ
- 配当利回りだけでなく、配当性向や成長性も見る
- 分散投資と長期保有を基本とする
これらを意識すれば、初心者でも安心して投資を始めることができます。将来に向けて、「お金に働いてもらう」第一歩として、高配当株投資を始めてみてはいかがでしょうか?